1,533人にトレードを教えて分かった「失敗する人」3つの特徴

トレード大学管理人のささっちこと笹田です。

僕は「チャートマスターアカデミー」というFXのトレードスクールに講師として登壇させて頂いてまして、今までに1,533名の方にFXのトレードを教えてきました。

僕はあくまでサブ講師の1人として協力させて頂いているだけですが、それでも1,533名もの方と直接触れ合って教えていると、トレードで成功する人と失敗する人の違い・・・特徴というモノがよく分かるようになります。

そこで、特に「失敗しやすい人」の特徴を3つにまとめてみましたので、この記事を参考にしてトレード学習に活かしてほしいと思います。

簡単に儲けたいと考えている人は失敗する

これはもう「ド定番」なんですが、テレビの特集や雑誌、本、インターネット等で簡単に儲かるような演出(キャッチコピー含む)を見てFXや株などのトレードに興味を持った方の多くは、頭のどこかでトレードは簡単に儲かるって思っているわけですね。

ですが実際はそう簡単にうまく行かない。思った通りにならないから更に「簡単」を探す。おいしそうな投資話に飛びついてそこで騙される。結果的に大きなマイナスを出す羽目になる。

これが典型的なパターンです。

トレードで思った通りに行かない理由の1つは、面倒くさがって「検証をしないこと」があげられます。

検証を怠るナマケモノは必ず失敗する

誰かに手法を教えてもらったり自分で試しにロジックを考えてみたり、どんな場合であってもまずは「過去検証」が必須ですが、失敗する人の多くはこの過去検証をやらないか、やってもわずか1ヵ月分程度と、圧倒的に検証期間が少ないです。

過去検証は最低限「ルールとして成立しそうかどうか?」を知る上で外せない工程ですし、過去検証が終わっても「完了」ではなく、そこから「リアルタイム検証」を行う必要があります。

デモトレードなどで「リアルタイムに実践してみる」という過程をこなすことで、検証と実践の誤差を埋める事ができますし、そのルールのクセを掴むことも出来るし、何より自信を持ってトレードすることができます。

つまりは「迷わない」ので、余計なこと(ルールと違う事)をしなくて済むわけです。

こんな「当たり前」のことさえ、簡単に儲かると思って飛びついている人はおざなりにし、面倒くさいからか分かりませんが、検証という過程をすっ飛ばして本番でスタートしてしまいます。

これはもう「勇気」とか「行動力」とかとは違って「ただ無謀なだけ」ですから、結果的にギャンブルをしているのと同じです。つまりは勝てるわけがないので絶対に検証するようにしましょう。

手法(ノウハウ)頼りの人は必ず失敗する

これも多くの人が勘違いしている部分ですが、トレードにおける重要度は「マインドセットと資金管理」が圧倒的に重要で、手法(ノウハウ・ルール)の重要度はそこまで大きくありません。

ですが、簡単に儲けたい人と言うのは「手法」を最重要項目に持ってきがちなので、本質的な部分がおざなりになって失敗するわけですね。

その手法が相場にマッチしている間は良いかも知れませんが、手法と相場のミスマッチが起きた時に「なぜ最近負けているのか?」が分からず、そのままズルズル負け続けて行く事になります。

そもそも手法には何らかの意図があって生み出されているわけですから、その本質部分の理解が欠けていると使いこなすことは出来ません。

トレードにおける本質(マインドセットや資金管理)と、どういう理由や背景があって機能しているノウハウなのか?という手法の本質両方を学ぶことが重要なので、手法最優先主義はいますぐやめる事をおススメします。

資金管理・マインドセットを軽く考えている人は失敗する

先ほども少し触れた資金管理とマインドセットですが、この手の話ってつまらないですよね?よく聞く話だし抽象的だし眠たくなるし・・・ですが、ここを重視せずにテキトーに考えている人は決まって失敗しているのが現実です。

その理由として明確なのは、

ルールを守れない人は必ず失敗する

これです。

資金管理として「ロスカットは元本の2%」と決めてトレードしていても、資金管理そのものを重要視せずにテキトーに考えていると、「ま、いっか」という悪い虫が湧き出てきて自分で決めたルールを守りません。

その結果、ロスカットするべきポイントでロスカットせず、「戻ってくるだろう」と思ってたらドンドン逆行していく・・・損失が拡大するとプロスペクト理論(マインドセット)通り痛みに鈍感になり、見てみぬふりをして塩漬け・・・気付けば強制ロスカットで元本を全て吹き飛ばすのです。

典型的な負けトレーダーの行動ですね。

あなたを含めほとんど全員が社会のルール(法律や道徳、会社の規約など)を守って生活しているはずなので、ルールを守れないわけではないのです。

社会のルールは「心から守らないといけないと思っている」という論点と「守らなかった時の罰則が怖い」という2つの論点が「ルールを守る」という行動に繋がっているので、トレードにおけるルールも同じように「重要視」するところから始めなければいけません。

いい加減に考えている人はいつか必ず失敗します。

一攫千金を狙う思考に侵されると必ず失敗する

これは「ルールを守れない理由」にも直結するのですが、ルールを破る時と言うのは大体が「資金を一気に増やそうとしてる時」なんですね。言い換えるなら一攫千金狙い・・・一気に大きく稼いでやろうって欲に支配されている時です。

ロスカットせずに塩漬けってパターンも、実際は「マイナス分を一気に回収したい」って事と同義ですから欲に支配されている状態って意味では一攫千金狙いと全く同じ状態なんですね。

資金管理をしっかり行う「ルール遵守」だと、失った資金を一気に回収することも、目先の資金が一気に大きく膨れ上がったりもしません。地味にコツコツ増えて行きます。

しかしこれは「%(パーセント)」が適応されて、少しずつでも資金が増えれば、元本の大きさに比例して利益も大きくなるので、元本が膨らむまではコツコツに見えるかも知れませんが、元本が大きくなれば莫大な利回りになっていきます。

ですが「その時」を待てずに欲に支配されると、ルールを守らずに一か八かのギャンブルに走ってしまい、結果として「ギャンブルは破綻する」という結末を迎えるので、絶対に欲に支配されてルールを無視するような愚か者になってはいけません。

そして最後にもう1点・・・3つ目のポイントについてもお話しておきます。

成功している人は聖杯を持っている…と思っている人は失敗する

ここまで話してきた事と重複する部分も多いですが、これは失敗する多くの人が勘違いしている事で、トレードの成功者は「負けない手法=聖杯」を持ってる(知っている)と思っている人がメチャクチャ多いんです。

ですが、すでにお話したように手法やノウハウと言うのはそこまで重要ではありません。

もちろん重要な要素の1つではありますが、重要度合いとしては資金管理やマインドセットの方が遥かに重要なんですね。

こういった「トレードの本質」を理解する事が何より重要なんですが、どれだけ口を酸っぱくしてこの点をお伝えしても、心のどこかで聖杯探しをしている人には響きません。思い込みと楽したい欲求に支配されて変われないわけですね。

固定概念から短絡的な思考になってしまっては失敗する

ドラマの影響なのかマンガの影響なのか、それとも情報商材の影響なのか分かりませんが、どこかで「楽して儲ける方法がある」と思い込んでいる人は、いつまで経っても「本質の重要性」に気付きません。

楽して〜って話ではなかったとしても、固定観念に支配されている人は状況に合わせて柔軟に変化することが出来ないので、結局「失敗しているやり方であっても繰り返してしまう」という悲しい性質を持っています。

言葉を変えるなら「素直じゃない」とも言えるのですが、自分自身の非(失敗している現実など)を認めて、どこに原因があって、何を変えて、どういった努力をしなければいけないのか?という点を見据えて行かない事にはトレードで勝ち続ける事はできません。

特に70代くらいからの高齢者の方(あくまで僕の経験上です)に素直じゃない方が多い印象です。

長い人生を生きていることが逆に「習慣が凝り固まっている」という状況を生み出している可能性が高く、目上だというプライドも邪魔をしているのかも知れませんが、トレードに対する勉強の姿勢が弱く、結果的に学ばない傾向が強い印象です。

結局、勉強しない人は必ず失敗する

ここまでの話を総括すると、最終的に言えるのは「勉強しない人は失敗する」という一言に集約できるかと思います。

そもそも「簡単に儲かる」などの安易な発想は話になりませんから、高校受験や大学受験、資格取得に向けた勉強などと同じように「しっかり勉強する」というのが最も重要なんですね。

この気持ちを持てない人は、すぐに誰かのせいにしたり言い訳したりして逃げてしまうので、結局「トレードで勝つ」というゴールから遠ざかってしまうわけです。

また、勉強してる”つもり”という状態もよくなくて、本人は勉強している気になっていますが、圧倒的にその勉強量が足りない・・・という状況を生み出すので、結果的には勉強していないのと同じ・・・という事になります。

「東大を目指しています!」って人が、1日10分勉強してます〜なんて言ってるのと同じ事でして、東大をなめてるの?と言わざるを得ません。

ですから、トレードの勉強をする際は同じ目標に向かう仲間と一緒に勉強することをおススメします。比較対象があるだけでも全然違うからですね。

では、トレードで勝つためにはどうすればいいのか?ですが・・・

トレードで成功する秘訣とは?

今まで沢山の「トレードで成功したい人」を見てきて、結果的に成功している人も失敗している人も沢山見てきた僕が言えるのは、ここまで話してきた「失敗する人の特徴」に当てはまる人は、たった今からすぐに改善するしかありません!

失敗から学ぶことは沢山ありますので、いま出来ていなくても良いから「変わる事」が重要です。

「変わる事」と言われてもイメージしづらいかも知れませんが、今日から出来る簡単なコツをお伝えしておきますと・・・

お金から”ポイント”へ

失敗するパターンの多くに「欲(よく)」が関係していることはお話した通りです。

この「欲」というのは「お金」への執着心から来ているので、まずは「お金」を使ってトレードしている感覚を捨てて、ただのデジタルデータ・・・言うならば「ポイント」だと思ってトレードすると、少しは欲から解放されやすいと思います。

その為にも「デモトレード」を出来るだけ数多くこなすことが大切でして、デモトレードであれば「完全にただのポイント」なので、欲が介入する余地はありません。

デモトレードで感情に左右されないトレードが出来るようになってから、その感覚のままリアルトレードに移行すると良いですね。

これでだいぶ変わると思います。

後もう1点お伝えしておきたいのは・・・

実技と学科のバランスを整えよう

という点です。

大抵の人は勉強しない・・・とお伝えしましたが、それはつまり「学科」が抜け落ちていて、実技にばかり重きをおいている状態ですよね?

運転免許証を取得する為の自動車学校では、実技と学科をバランスよく学んでいくかと思いますが、正にそういう事ですね。

車の運転って、免許を取るときは「学科って面倒くせぇぇ」って思っていても、長年ドライバーをしていると「事故しない事が何より大切」ってことに気付いてきて、教習所で習った「学科」が後からじわじわ効いて来るものです。

それと同じように、実技と学科をバランスよく学んでいれば、自ずと「本質の重要性」に気付くものですし、気付いた時に「勉強した事」がしっかり効果を発揮してきます。

ですから、実技(実際のトレード)と学科(トレードの勉強)をバランスよく、出来れば仲間たちと一緒に学んでいく事をおススメします。

もしあなたが、「そうは言っても何をどのように学べば良いか分からない」って場合は、下記「トレード講座」で学んでみてください。

この講座は、僕も講師の1人して登壇している「チャートマスターアカデミー」で提供している無料WEB講座です。

有料の講座もありますが、ひとまず無料の講座を受講してみてください。

「ローソク足だけを使うシンプルな手法」も無料で提供してくれているので、正に「実技と学科」をバランスよく学習できるかと思います。

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無料メール講座はメイン講師の方(根崎さん)が登壇していますが、僕からご紹介する形でメールさせて頂きますので、よく分からない会社とかにメール登録されたりしないのでご安心ください。

あくまでメールさせて頂くのは「僕(笹田)から」という形式なので、当然ですがスパム行為とか迷惑メールとかも絶対にあり得ませんので。

それでは今回の記事はこれで以上です。