トランプ大統領は先週、米金融当局が利上げを進めており、米貿易赤字の削減に向けた自分の取り組みを台無しにしていると異例の批判を行い、相場がドル安に動きました。
大統領の米金融当局への怒りの多くは、利上げがドル相場に及ぼしてきた影響に向けられていると考えられます。
更には為替相場を低めに操作してきたと中国、欧州連合を批判し、ドル高が米国の「競争上の優位性」を鈍らせていると不満を表明しました。
それでは本日の相場解説です。
本日はドル円とオージー円を見ていきます。
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目次
【FX】2018.7.23 ドル円、オージー円相場解説動画
- ドル円は現状では引き続き上昇の可能性だが、下落も想定しておきたい。
- オージー円は下落相場のため売り待ち。
ドル円のチャート分析
週足チャートから
週足ではいったん上昇方向に抜けたと判断したものの、トランプ大統領の発言によりドル安の動きが目先出ています。
このまま下落方向に向かう可能性も検討しておきたい状況ですが、ひとまずは押し目買いとして相場を見ていて、114円台までの上昇は維持して、もう一段上がると118円台の可能性もある状況です。
下に下がるようだと110円台を割るとちょっと微妙な展開になり、108円台までの下落が想定されます。
もし108円台を割ると大きく下落方向に進むかもしれません。
日足チャートではいったんの下げ止まりの可能性
日足では、113円台の高値から急落して短期間で110円台後半まで到達しています。
大体ボラティリティがこのように高くなると目先のトレンドの終わりが来ることが多いので、いったんの下げ止まりの可能性を見ています。
また前回高値もあるあたりですので、下げ止まる可能性は高いのではないかと見ています。
重要なのはここからどのように動いていくかで、動画の中ではより細かくしゃべっていますが、もし110円台後半で反転のパターンが出るようだと上昇継続の可能性はありますし、そこからさらにダウの切り上げが出てくれば買いも検討しやすい状況になります。
そうならずにレンジを作って下げるようだともう一段の下落も考えられるので、下落相場になっていくかもしれません。
4時間足ではいったん上昇となる可能性
4時間足では、日足と同じく短期間の下落があったので過去高値にサポートされて上昇の可能性を考えています。
強く上がれば112円台がレジスタンスになってきやすいと見ていますが、ダウンが強ければこの辺りでレンジを作って下げてくるかもしれません。
まだ上がるか下がるかは不明なので、どちらの可能性も検討しておきたいです。
112円台まで上がっても下落は否定できないので、しばらく注意が必要な相場となるかもしれません。
オージー円のチャート分析
週足ではダウントレンド
週足では、天井圏から下落してレンジを形成しています。
レンジは前回のトレンドを引き継ぐ傾向があるので基本的にダウントレンドと見れる相場です。
もし上がるなら早々に上がっていておかしくありませんが、そうなっていないことからも下落相場と見るのが自然な相場ではあります。
今後76円台くらいまでの下落があるかもしれませんので、チャンスがあれば売りで仕掛けていきたい相場です。
日足ではレンジ上限からの売りがベター
日足では、レンジ相場となっています。
今後の方向性としてはダウントレンドと見ていていい相場ですが、目先はレンジですのでこのレンジの中でチャンスがあればトレードを検討したいです。
トレードをするなら>レンジ上限からの売り、下限からの買いとなりますが、大きな時間足のトレンドがダウントレンドなので売りで考えたい状況です。
となると、レンジ上限からの売り待ちが一番ベターな相場となりますので、上限あたりに来ていい売りの形が出たらしっかり仕掛けていきたいです。
今の段階ではレンジ真ん中付近に来ていますので日足で見るところでは様子見となります。
4時間足では短期売り狙い
4時間足では、高値圏から下げた位置にあります。
ドル円ほどではないにしてもボラティリティが高いので、レンジになるか戻りを作る可能性があります。
戻りを作る、レンジを作るなら前回安値辺りがレジスタンスになりやすいので、その辺で更に時間足を落として売りの形が出来たら売り検討をしていきたいです。
見るなら30分足か15分足くらいが妥当かなと考えています。
このまま下げてしまうようなら様子見ですね。
今日の心しておきたいこと
目先の利益を追いかける人は目先で終わり、将来的なことを考えて技術を磨く人は勝ち残ります。
どの世界でもそうですが、先のことを考えて行動しないと本当の意味で利益を残していけません。
目先の利益は技術力はそこまで必要ではなく、運や状況が良ければ勝てます。
将来的なことを考えると紆余曲折があるところを乗り切らないといけないので大変ですが、そこを乗り切る想定で考えていくので本当の強者になれます。
やはり勝ち残っていくためには後者の取り組みが必要になるので、今上がりそう、下がりそうなどのような、相場の値動きに直結する考え方や質問をする人は勝てません。
自分の技術を磨くためにどうするべきなのかを考えて質問、行動するようにしてみましょう。
まとめ
ドル円はメインは114円台まで上昇の可能性だが、110円を割ると下落相場の可能性もある。
- 上昇に対しての下落調整がメインの見方ではありますが、ここからの展開次第では下落も考えられます。
オージー円は基本的に下落相場で76円台が目標。
- 現状では売り以外考えられない相場なので、いい状況であれば売りたい。
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