リップルを購入したけど、実はよくわかっていないという方も多いと思います。
リップルは他の暗号通貨とは一線を画す、オンリーワンな暗号通貨と考えていてビットコインより高性能な部分も多々ある優秀な通貨です。
またリップラーという言葉もあるほどアジア圏で人気の高い通貨です。
知れば知るほどリップルの将来性の高さがわかりますので、そんなリップルについて深堀して解説していきます。
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目次
リップルの歴史
リップルの誕生
リップルの起源は実は古くて2004年に遡ります。
リップルは和訳すると「さざ波」という意味になり、AさんからDさんに送金する際にBさん、Cさんを経由して送金するのですが、AさんがDさんを直接は知らないけれど、AさんはBさんを知っていて、BさんはCさんを知っていて、CさんはDさんを知っているという信頼の波のイメージで送金されることから、「さざ波」の意味を持つリップルと名づけられました。
2004年にRipplePay(ripple payment protocol)がRyan Fugger(ライアン・ファガー)によって考案され、2005年にRipplePay.comが始動します。
その後、2012年8月にChris Larsen(クリス・ラーセン)、Jed McCaleb(ジェッド・マカレブ)がRippleプロジェクトに参画し、Ryan FuggerがRippleプロジェクトの指揮権をChris Larsenに譲渡します。
そして2013年9月にRipple Labs, Inc.に社名変更し、11月にThe World Community Gridでリップル(XRP)の配布を開始します。
※The World Community Gridについてはこちらをご参考にしてください。
当初は鳴かず飛ばずの時期が続きますが、ここで現在の暗号通貨としてのリップル(XRP)の形が出来てきます。
リップルの歩み
ここからはリップルの大きな出来事について記載していきます。
2014年6月、南アメリカの送金業者「アストロペイ」がRippleの採用を表明しました。
2014年9月、アメリカの銀行「Cross River Bank」がリップルの採用を表明しました。
2015年1月、ホワイトハウス前経済顧問であるGene Sperling(ジーン・スパーリング)が、Ripple Labs, Inc.の取締役に就任しました。
2015年6月、オーストラリアに拠点を置くウエストパック銀行など複数の銀行がRippleの実証実験を開始しました。
2015年10月、Ripple Labs, Inc.からRipple, Inc.に社名変更しました。
2016年5月、Ripple, Inc.とSBIホールディングスが合弁会社「SBI Ripple Asia」を設立しました。
2016年5月、サンタンデール銀行が、RippleとApplepayを接続したモバイル決済アプリのローンチを発表しました。
2016年6月、サンタンデール銀行など多くの金融機関がRippleNetに参加しました。
2016年9月、みずほフィナンシャルグループをはじめ、多くの金融機関がRippleNetに参加を表明しました。
2016年10月、SBIホールディングス、SBI Ripple Asiaが「内外為替一元化コンソーシアム」を発足しました。
2016年11月、シンガポール証券取引所、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、三菱東京UFJ銀行など多くの銀行がリップルを利用した実証実験を開始しました。
2017年1月、Brad Garlinghouse (ブラッド・ガーリングハウス)が Ripple, Inc. のCEOに就任。元CEOのChris Larsen は Ripple, Inc. の取締役会長に就任しました。
2017年1月、仮想通貨取引所BitstampがXRPの取り扱いを開始しました。
2017年5月、Ripple Inc. が保有する550億XRPをロックアップすることを発表しました。
2017年12月、Ripple Inc. が保有する550億XRPのロックアップを実施しました。
2018年4月、サンタンデール銀行がRippleを利用した国際送金サービス「Santander One Pay FX」を開始しました。
2018年6月、SBIバーチャル・カレンシーズが仮想通貨取引所、VCTRADEを開設し、XRPの取り扱い開始を発表しました。
リップルの特徴
現在の送金システム「SWIFT」とは
リップルの最大の目的は国際送金としての役割を果たすことですが、現在の国際送金には「SWIFT」という仕組みが使われていて、聞いたことがある方も多いと思いますが銀行を識別するSWIFTコードによって国際送金がなされています。
SWIFTとは、”Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication”の略称で、訳すと「国際銀行間金融通信協会」といいます。
世界各国の金融機関などに高度に安全化された金融通信メッセージ・サービスを提供する非営利組織のことで、世界200か国で金融通信メッセージ・サービスが提供されていて、国際送金には欠かせないシステムになっています。
日本国内であれば送金時には中央銀行(日本銀行のこと)が仲介して資金移動を行いますが、海外となるとそうはいきません。
世界の中央銀行というものが存在しないため、G10諸国を中心とする各国の中央銀行が口座を開いてSWIFTの国際的な「送金メッセージ」によって、世界の銀行に資金を送る仕組みになっています。
この仕組みは実はここ40年くらいの話で、そんなに古い仕組みではないんです。
リップルの仕組みとは
SWIFTは革命的なことを成し遂げた優秀なシステムではありますが、送金手数料が高く、送金に時間がかかるというデメリットがあります。
そこでSWIFTにとって代わろうとするのがリップルです。
リップルは安い費用で早く送金を行うことが出来ますが、その仕組みはどうなっているのでしょうか。
プルーフオブコンセンサス(POC)について
リップルは他の暗号通貨と違ってブロックチェーンを使っていません。
ブロックチェーンを使った暗号通貨の仕組みはその中に送金データなどが記録されていくようになっていますが、リップルの場合はプルーフオブコンセンサス(POC)というのを採用しています。
プルーフオブコンセンサスは、ビットコインに採用されているプルーフオブワークス(POW)のように全てのノードがマイニング(承認作業)を行えるのと違って、一部の承認者しか承認作業が出来ないようになっています。
そのために中央集権的と言われますが、それによって電力消費も安く、承認作業も速いので送金も速く行うことが出来ます。
リップルの大きなメリットとは
リップルはSWIFTにとって代わる、国際送金を行うためのブリッジ通貨としての役割を担っています。
SWIFTからリップルに代わることのメリットとしては何と言っても送金手数料の安さと送金の速さが大きなメリットです。
送金手数料が圧倒的に安い
銀行から国際送金したときの手数料は経験ある人はわかると思いますが、結構手数料を取られます。
大体4000円や5000円、関係銀行に送金で安くても2500円が普通にかかってくるので、結構大きな金額を振り込むのであれば仕方ないかなと多少あきらめがつく部分もありますが、仮に1万円振り込むのに手数料がそれだけ取られたらたまったものではありません。
たまったものではありませんが、割引してもらえるものでもないので仕方ありません。
なぜこれだけかかるかというと、間にいくつもの仲介銀行が入り、そこでの人間による処理の手間もあるのでどうしても高くついてしまいます。
ですが、海外送金にリップルを使うと安く済みます。
取引所からの送金の場合、取引所によっても変わりますがリップル(XRP)の手数料は1XRPに対して一律0.15XRPが手数料としてかかります。
1XRP=30円とすると30円×0.15=4.5円ということで、4.5円で送金が可能になります。
これはビットコインなどのメジャーな暗号通貨に比べても安く、ビットコインの送金手数料がビットフライヤーで0.0004BTCなので、1BTC=70万円だとすると70万円×0.0004=280円なので、リップルのほうがはるかに安く送金が出来るんです。
送金速度がはるかに速い
送金速度も国際送金に比べてはるかに早く送金可能です。
国際送金の場合、早いところで同日中というのもありますが、遅いと6日とほぼ1週間かかるところもあります。
中間銀行の管理等の手間を考えれば当然といえば当然の日数ではあります。
ですが、リップルだと驚きのたった4秒で送金可能です。
ほぼ手渡しくらいの速度です。
実際のところ送金してみると1分くらいかかりますが、それでも銀行送金と比べる必要もありません。
ビットコインと比べても、現在のビットコインは承認作業にかなり時間がかかって銀行送金より遅い場合もあるので、やはりリップルの速さは驚きです。
このように圧倒的に手数料が安く、そしてはるかに送金速度が速いリップルには大きなメリットがあります。
国際送金としての役割
リップルは、2018年7月時点で世界中の100を超える銀行と提携を果たしています。
現在のSWIFTに代わってRippleシステムを採用すれば電気代が安く、人件費もかけず、24時間いつでも速く送金受取が可能な仕組みが完成します。
そのため、世界の主要な各銀行はもちろん、地方の銀行でさえもこの仕組みを取り入れようという動きが既に出ています。
リップルを使った国際送金の実証実験も行われており、アメリカとメキシコ間で送金テストが行われましたが、今回のテストではリップルの「xRapidプラットフォーム」を活用した金融機関と行い、国際送金の費用を40~70%削減することに成功しています。
そして送金速度も平均2~3日掛かっていた時間を、2分に短縮も出来ています。
あらゆる面で現在のSWIFTよりも圧倒的にメリットがあるRippleシステムが世界標準になる日も近いのではないでしょうか。
まとめ
ここまで書いた通り、リップルは送金速度がはるかに速く、送金手数料も圧倒的に安く、光熱費、人件費もほぼかけずに24時間国際送金が可能なシステムになっています。
2018年7月現在でリップルが生まれて14年になりますが、現在も銀行との提携が少しずつ進んでいて、国際送金の実証実験も取り組んでいる最中で、まだまだ発展途上のものだというのが分かると思います。
これだけの大きなメリットがあり、採用されないわけがないシステムなので、リップルは今後もかなり大きな注目がされています。
リップルが愛され、リップラーと呼ばれる人が多くいるのもうなずけます。
一時的な上下の値動きはあるにしても未来では大きな価値を生む可能性があるリップル。
あなたも興味がわいたらぜひ保有してみてはいかがでしょうか。
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