米国証券取引委員会(SEC)は、水曜日に提示された9件のビットコインETFの却下を検討しているとされていますが、事実は却下命令が下されています。
SECは、水曜日にProscares、GraniteShares、DirexionからのビットコインETFの取引を可能にしたルール変更を非承認として、合計9件の非承認発表を行いました。
ETF承認はまだ時間がかかるかもしれません。
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目次
ビットコインETFは全て非承認
参照記事:Bitcoin ETFs: SEC to Review Decision to Reject 9 Proposals
8月23日にビットコインETFが承認されるかどうかというところでしたが、現在の案件すべてが却下となりました。
当初の予定では9月に持ち越すだろうと思われたビットコインETFの案件についても今回で却下とされています。
そもそもなぜ却下とされたのでしょうか?
ボラティリティの高さ
これは以前から言われていたことですが、ビットコインはボラティリティが高いです。
株や為替をされている方はよくわかると思いますが、短期間で大きく価値が変わるほどの動きをしてきます。
「トレード塾をしているとビットコインで決済出来ますか?」
というのがごくまれにありますが、基本的に受け付けていません。
なぜかというと、ビットコインをウォレット間で移動させて、その後法定通貨に交換するまでにかなり時間がかかります。
トランザクションが遅いのは皆さんもご存知の通りで、そうしているうちに大きく価格が変わる可能性があり、本来目的としている金額が得られないと想定よりマイナスになるためです。
このボラティリティの高さは投資家にも想像以上の損失になる可能性があるため、ビットコインETFを受け付けられないのは普通の考えではあります。
ProShares(プロシェアーズ)という証券会社が申請していたビットコインETFは2種類ありました。
元々8月23日が期限とされていたのがProSharesのビットコインETFで、ほとんどの人がETFは非承認されると想定していたようです。
CoinDesk polled 1,000 crypto traders. The majority (62%) don’t think a ProShares Bitcoin ETF will be approved by its final deadline Thursday. pic.twitter.com/jyRdG6Ka4R
— CoinDesk (@coindesk) 2018年8月22日
こちらを見ていただくとわかるようにコインデスクによるアンケートでは多くの人が”承認されない”方へ投票しています。
GraniteShares(グラナイトシェアーズ)という投資会社が2件のビットコインETFを申請していました。
当初は9月15日に可否の決定がされるはずでしたが、今回の決定と同時期に却下とされました。
DirexionのETFは5種類
Direxion(ディレクション)という主にETFを扱うファンドが申請したビットコインETFは5つ。
9月21日まで決定を延期するということでしたが、8月23日に却下ということで決定されました。
ビットコインETFへの期待感
ビットコインETFは投資家の間で承認への期待感が確実にあります。
現在のビットコインは投機としての色が濃いですし、実際に投資というよりは投機と考えられています。
ですが、ビットコインETFが承認されると「投機」から「投資」へと多くの人たちの意識が変わります。
もちろんトレーダーは投機として変わらず扱うでしょうけども、一般の投資家からすると安定したビットコインの投資商品が出来上がったという認識になるので、多額の資金が投入されることが想定されます。
そのため上で挙げたような投資会社もビットコインETFを扱えば多額の資金の流入が期待できるので、このような動きをしているというわけですね。
そしてそうなることで、一時に比べて低迷しているビットコイン価格ですが、大きく値上がりすることが期待できるので、そのような意味でもビットコインETFの承認は期待されています。
まとめ
ビットコインETFは今後も数々の申請がされていくことは想定できます。
しかし、現在の相場がボラティリティが高く、また値下がり傾向でもあることから、すぐの承認は期待できないと思われます。
現在の相場の価格やボラティリティが安定してくるとビットコインETFが次々と承認されていくのではないでしょうか。
その時にはビットコインの価格も大きく値上がりしているかもしれません。
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