FXでよく使われる移動平均線(MA)とは|移動平均線の種類と使い方を知ろう

移動平均線はジョゼフ・グランビルというアメリカの株式アナリストで、投資セミナーの講師を務めていた人物が考案したテクニカル分析です。

移動平均線はMoving Averageのことで、略称MA(エムエー)と日本でもよく呼ばれます。

移動平均線には多くの種類がありますが、その中でもよく使われるものをこちらで紹介していきます。

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目次

【動画】他言厳禁!勝てるトレーダーの移動平均線活用術

【動画】移動平均線ってそもそも何?基礎をおさらいします

移動平均線の活用方法について

移動平均線には種類がある

移動平均線には複数の種類があります。

以下4種類取り上げて解説しますが、その他にも色々とあります。

ただよく使われるのは以下のものですので、ひとまずそちらを抑えておきましょう。

単純移動平均線(SMA)とは

単純移動平均線(SMA)はごく一般的な移動平均線のことで、Simple Moving Averageのことです。

指定した期間の平均を通る線のことで、数値化されるものにはどんなものでも当てはめることが出来ます。

例えば学力テストで出る偏差値が50、52、55、57、60、62、65、67、70というように時間を経るごとに上がっていったとして3つの平均を表示すると(50+52+55)÷3=52.33という平均値が出ます。

次にその左の52から3つの平均を出すと(52+55+57)÷3=54.67という平均値が出ます。

こんな感じで出していくと、52.33、54.67、57.33、59.67、62.33、64.67、67.33という平均値が出てくるので、その数値をつなげて線にしたものが単純移動平均線になります。

一般的な20期間のSMAを表示する場合は、終値をP、P-1を前日の終値、P-2を前々日の終値というようにしたときに、
(P+P-1+P-2・・・・P-20)÷20
という計算式で算出されます。

これをチャートに表示すると以下画像の赤い線がそれになります。

指数平滑移動平均線(EMA)とは

指数平滑移動平均線(EMA)は単純移動平均線のように数値の平均を取ったものですが、より最近の価格に重きを置いて、かつ過去の価格も反映するよう考案されたものです。

単純移動平均線に比べてやはり直近の価格の動きに対して反応が強くSMAと同様にEMAもよく使われるテクニカル分析ツールです。

指数平滑移動平均線の計算式は、
初日の計算=単純移動平均の値
2日目以降の計算=前日の指数平滑平均+2÷(n+1)×(当日終値-前日の指数平滑平均)

という計算で算出されます。

チャートに表示すると以下以下画像の赤い線になります。

平滑移動平均線(SMMA)とは

平滑移動平均線(SMMA)は指数平滑移動平均線と似ています。

初日の計算=単純移動平均線の値
2日目の移動平均線の値=単純移動平均線の値*((指定した期間-1) +終値)) / 指定した期間
それ以降の移動平均の値
1つ前の足の平滑化合計 = 1つ前の足の平滑移動平均 * 指定した期間
(1つ前の足の平滑化合計 – 1つ前の足の平滑移動平均 + 終値) / 指定した期間

例を書くと、終値が1日目100、2日目110、3日目120、4日目130、5日目140、6日目150、7日目160だとしたときに5日の平滑移動平均線を出すとします。

初日は単純移動平均線の値なので(100+110+120+130+140)/5=120となります。
2日目の平滑移動平均線の値は(110+120+130+140+150)×((5-1)+150))/5=139
それ以降の平滑移動平均線の値は139×5=695 (695-139+160)/5=143
となります。

チャートに表示すると以下画像の赤い線になります。

加重移動平均線(LWMA)とは

加重移動平均線も指数平滑移動平均線と同じようにより最近の価格に重きを置いて出した移動平均線になります。

トレンド転換をより早く捉えることが出来ますが、指数平滑移動平均線よりも更に反応が早すぎるので注意したいです。

加重移動平均線の計算式は以下のようになります。

指定期間×当日終値+(指定期間-1)×前日終値+(指定期間-2)×前々日終値・・・/(指定期間+(指定期間-1)+(指定期間-2)・・・

このような式で算出されます。

平滑移動平均線と同じ例を使って、終値が1日目100、2日目110、3日目120、4日目130、5日目140、6日目150、7日目160だとしたときに5日の加重移動平均線を出すとします。

5×140+(5-1)×130+(5-2)×120+(5-3)×110+(5-4)×100/(5+4+3+2+1)=126.67

となります。

チャートに表示すると以下画像の赤い線になります。

移動平均線の使い方

移動平均線は基準となる値、その上下でトレンド判断ができる

移動平均線は指定期間の平均値を取ったものだというのが分かっていただけたと思います。

よくあるトレンド判断の使い方としては、移動平均線より上にローソク足があればアップトレンド、移動平均線より下にローソク足があればダウントレンド、また移動平均線が上向きならアップトレンド、下向きならダウントレンドという判断がよく使われます。

なぜこれが成り立つかというと、上でも書いた通り移動平均線が平均値なら、その平均値より高い値で推移しているなら上昇傾向と見ることが出来ますし、反対に平均値より低い値で推移していたら下落傾向と見ることが出来ます。

また上に向いているということは価格の推移が平均して上昇しているし、下に向いているということは価格の推移が平均して下落しているのでそのように判断できます。

そのような理由からトレンド判断として使うことが出来ますが、トレンドが出ていなくても価格が移動平均線を上下、上向き、下向きになることもあります。

それはいわゆるレンジ相場です。

価格の動きより移動平均線が遅れて反応するので、移動平均線より上に価格が行って、上向きであってもレンジ相場ならすぐ押し戻されて移動平均線の下に落ちていくということもあります。

メリットとしては、一目瞭然でトレンドが分かるが、デメリットとしてレンジ相場では機能しないという傾向があります。

移動平均線を使ったサポレジ判断

移動平均線はサポートレジスタンスとしても使えます。

相場の上昇時、下落時に相場を移動平均線が支えている、抑えている流れになっていると今後も機能する想定で見ていけます。

例えば以下の画像がそうです。

黄色丸のポイントのように赤い移動平均線が下がってくる相場を支えて上昇を継続させる、または上がってくる相場を抑えて下落を継続させるという動きがあります。

このようになるとトレンドも維持されやすいので、上記であったトレンド判断と合わせてサポレジとしても機能しているとよりトレンド判断が正確になるので、トレードにも使いやすいです。

マルチタイムで移動平均線を表示させる方法

移動平均線を使っていくと、違う時間足の移動平均線を表示できないかなという欲求が出てきます。

これはマルチタイムフレーム分析の考え方と同じで、複数の時間足のトレンドが確認できればより精度の高いトレンド判断が出来るのではないかというところです。

これは非常にシンプルで、例えば1時間足でトレードを考えていて4時間足の20SMA(単純移動平均線)を表示したい場合、1時間足の4倍が4時間足になるので、1時間足の20SMAの4倍になる80SMAが4時間足の20SMAになるということです。

他の例であってもそうですが、15分足でトレードを考えていて4時間足の20SMAを表示したいとなると15分足の16倍が4時間足になるので、20×16=320なので、320SMAを15分足で表示すれば15分足で4時間足の20SMAを表示することが出来ます。

このやり方で大きい時間足のトレンド決定もトレードをする時間足で出来るので便利です。

移動平均線を使ったトレードを考えるポイント

基本的に相場はレンジとトレンドの繰り返しです。

そのため、トレンド相場になっていたらそれが終わるとレンジ相場がやってきます。

反対にレンジ相場になっていたら、それが終わるとトレンド相場がやってきます。

これを移動平均線を使って判断すると、移動平均線の近くで相場が動いていたらレンジ相場になっている可能性があります。

そのため、次にやってくるのはトレンド相場と想定できるので、移動平均線に相場がくっついているときは実は注目したい相場だと言えます。

多くの人がトレンド相場に注目しますが、トレンドが出てからでは遅いので、画像の黄色丸のポイントのように、その前段階のレンジ相場が実はチャンスになるということです。

しかし、反対にトレンドが出ている相場でも狙い目となることがあります。

強くトレンドが出た後に相場が反転してくることがあるんですが、その際には移動平均線から相場が大きく乖離しています。

そこからの反発局面は狙い目になることがあります。

上の画像は上位足になり、移動平均線から乖離が起きた後にまたMA辺りまで戻っています。

そこを下の画像のように時間足を落として狙うのですが、トレンド相場の前はレンジ相場なので、下位足では画像のように移動平均線の辺りでウロウロと動くことがあります。

その後トレンドが出たらチャンスですね。

下位足の下の黄色丸は上位足の移動平均線の位置を示していて、そこまでは戻ることが多いので下の黄色丸で決済という感じでもトレードが出来ます。

まとめ

移動平均線を使ったトレードの手法はいくつもありますが、大事なことは基本を抑えることです。

移動平均線がどういう風に成り立っているものかを理解すると、その相場でどう使っていけばいいのか、活かし方が見えてきます。

最初はただ与えられたルールをこなすだけ、教えられた使い方に沿って利用する、というだけでもいいと思いますが、本当に利益を出す段階になると、勝っているトレーダーのほとんどはそれを理解して使っています。

まずは理解出来るまでトレードをしながら再度ブログを読み返すなどしてみましょう。

自分だけの使い方が見えてくるとトレードで利益が出る日も近いです。

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