証拠金についてはレバレッジやロットのところでも少し触れましたが、FXは資金を担保にして運用を行いますが、その担保金のことを証拠金と言います。
FXは外国為替証拠金取引と言いますが、証拠金を使って取引をするということでそういう名称が付けられています。
証拠金とはどういうものなのでしょうか?
詳細記事の前に応援クリックお願いします!^^
↓↓↓
にほんブログ村
スポンサーリンク
目次
証拠金とは
証拠金がなぜ必要なのか?
資金を証券会社に預け入れることで取引が成り立つようになっているのですが、これは証券会社で取引をして出た損失をカバーするために資金を預け入れるようになっています。
資金を入れていない、何もない状態から取引を行うと証券会社のリスクが高すぎて損失を計上するわけにはいかないので、一定の資金を入れることでそれを証拠金として、これくらいの取引は行ってもいいですよという仕組みになっています。
この資金を担保金として買い注文はもちろん、売り注文もできるようになっています。
売りの注文が成り立つ理由とは?
売り注文というと、買った注文に対してそれを決済するというのはイメージできると思いますし、実際の社会でもあるルールなので、そこは問題ないと思います。
では新規の売り注文とはどういうことでしょうか?
これも実は実際の社会で成り立っているものとして近い説明ができます。
例えば友人の腕時計を借りてきて、オークションに10万円で出品したとします。
その後、同じ腕時計を5万円で出品していたらそれを購入します。
そして友人に腕時計を返せば5万円の利益になります。
なぜこういうことが成り立つかというと、友人との信頼関係があって腕時計を借りることができたからです。
このように高く売って安く買い戻すというのは実社会でも成り立っていて、それを行うには信用が必要ですが、信用があれば可能な仕組みになっています。
これが新規の売り注文が成り立つ仕組みです。
証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、高ければ高いほど安全でレバレッジがあまりかかっていない状態になります。
証拠金維持率の計算方法は、
現残高(含み益、含み損も込み)÷証拠金×100
で出てきます。
例えば100万円資金を入れて取引をしていて、3万円の含み益があるとします。
レバレッジ25倍の現時点で1ドル=100円の時に1万通貨持つのに必要な証拠金は4万円なので、計算式に当てはめると、
(100-3)÷40,000×100=2,425
ということで証拠金維持率は2,425%となります。
この維持率が低くなると追証や強制ロスカットとなってきますので、注意が必要です。
そうなる基準は証券会社によっても異なるので確認は必要ですが、証拠金維持率が50%を下回ったら追証の連絡があり、それに対応しなければ強制ロスカットとなったり、50%を下回った時点で強制ロスカットというような対処になります。
大体の場合が指定の証拠金維持率を下回ると強制ロスカットになるので、それまでに資金を追加入金するか自分でロスカットをして大きな損失になる前に損失を限定させるなどのやり方があります。
追証について
追証(おいしょう)とは追加証拠金(ついかしょうこきん)を略して追証といいます。
指定の証拠金維持率を下回って追証が発生するということがありますが、そうなった場合に現状を維持するための資金が足りなくなったということで、資金投入の案内が来ます。
この追証は一度発動するとその後に現在行っている取引が良い方向に進んでも消えないので注意が必要です。
強制ロスカットについて
強制ロスカットとは指定の証拠金維持率を下回って、これ以上損失が膨らむと証拠金がなくなるどころかそれ以上の大きな損失になる可能性があるときに、今行っている取引を強制的に決済することを言います。
通常の取引時にも証拠金維持率が低下して強制ロスカットが発動することもありますが、重要な指標発表前にレバレッジをかけすぎて想定と逆方向に動いたり、サプライズなニュースがあって反対方向に動く、休日後の月曜日に窓が大きくあいている、などから強制ロスカットになることがあります。
通常の取引時の強制ロスカットでは指定の証拠金維持率で発動されることが多いですが、急な値動き、窓の開きなどで発動する場合は証拠金維持率を大きく下回って預けている証拠金以上の損失が発生する場合もあります。
日本の証券会社の多くでは、その場合に損失補填のための入金が必要になるので注意が必要です。
それをきっかけに何千万と借金を背負うケースなども稀にありますので、レバレッジのかけすぎで証拠金維持率が低下することには十分注意しましょう。
合わせて読んでおきたい記事
トレード手法の1つを公開
超初心者の僕がトレードで勝てるようになった経緯
コメントを残す