2018.6.13|ドル円・ドルフラン相場解説

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13日、今年2回目の利上げを決定し今後の追加利上げも示唆するのではとされています。

一方で、減税と連邦支出拡大で米財政赤字は2030年以後、国内総生産(GDP)の125%に向かって膨らむ方向だと、ダブルラインが米議会予算局(CBO)の見通しを示しました。

財政赤字も懸念される中、更なる追加利上げの示唆があるのかどうか注目です。

それでは本日の相場解説です。
本日はドル円とドルフランを見ていきます。

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目次

2018.6.13 相場解説動画

現在の重要ポイント

  1. ドル円は上昇継続の可能性、112円近辺をしっかり越えれば大きな上昇の可能性
  2. ドルフランは0.99辺りで抑えられれば下落の可能性あるが、そこを越えれば上昇の可能性

ドル円のチャート分析

まずはドル円、日足チャートから見ていきます。

上昇継続の可能性として見ています。

111円中盤辺りから112円辺りが重要なレジスタンスになっている可能性があり、そこを越えてくると強く上昇相場になっていくかもしれません。

ひとまず昨日まで見ていた黄色線を引いた高値辺りはしっかり越えてきたので基本上昇傾向として見ています。

気になるのは本日27時にあるFOMC後の会見です。

今回の利上げはほぼ確定していて、その後の予定よりも追加利上げがあるかどうかで更に伸びる相場になるのかが決まってくるかもしれません。

週足のトレンドラインがある強いレジスタンスになってくるので、その流れを断ち切って上がるとなるとやはりそれなりの材料がないととなると、今回のFOMCは重要かもしれません。

上に越えてくれば118円などの上昇が今後見えてくるかもしれないので期待したいです。

4時間足で引き続き上昇となるか

次に4時間足チャートです。

4時間足ではアップトレンドのダウが形成されていて、このまま上昇の相場となるかもしれません。

やはり今日のFOMCでどうなるかが気になるのと、週足トレンドラインがレジスタンスになっているところを越えてくるのかどうかです。

まだ上がるとして週足レジスタンスがある111円中盤辺りまでは伸びていけるのではと見ていますので、そこまでの値幅でメリットがあるとなればトレード検討してもいいのかなと見ています。

ですので、いったん戻りを作ってから再度上昇が始まる形ができれば買い検討でもいいじゃないかと思います。

その期待値があまり見込めなければ様子見ですね。

戻りがあった際に前回高値の110円前半辺りでサポートされれば買いやすい展開となるかもしれません。

1時間足は4時間足でチャンスとなれば

1時間足チャートです。

今のところまっすぐ上がっている状況です。

4時間足でも上がっている相場となっていて、あまり時間足を落とすとボラティリティの高い状況が見えるだけですのでトレードをするメリットがあまり見えてきません。

このまま上昇が想定されるなら買い場探しで時間足を落とすのもいいですが、それが見えなければダマシを食らう可能性があるので4時間足をベースにいいポイントがあれば1時間足を見ていきたいです。

まずは上でも書いた通り4時間足で戻りを見てから、1時間足に落としていい形が出ればというところですね。

その状況が見えないようであればFOMC後の今後の利上げ予定があるのかなどの発表がされるまで様子見がいいです。

ドルフランのチャート分析

週足チャートから見ていきます。

前回の高値で止められていったん下がった相場ですが、週足の赤いMAがサポートになって上がるかもというような状況です。

このまま更に上がるようなら再度高値を目指していく可能性も考えています。

ただそのまま強く上がっていく想定では今のところ見ておらず、上がってもいったん高値付近では止められて今回のMAで支えられている安値を下回ってくるのではと見ています。

これも今日のFOMCがあるのでそれ次第でどちらに動いてくるかというところです。

日足ではMAを意識して

次に日足チャートです。

MAがレジスタンスとなって直近では下落していた相場ですが、このままMAがレジスタンスとなって下がるのか、それともMAを越えて上昇するのかというところです。

今の感じではMAを越えていってもおかしくなく、ドル円も同じようにドル高で見ていますので上がる可能性を見ています。

ただやはりFOMC後の会見ですね。

この会見でどういう発表がなされるかで、そのまま上昇となるのか、それとも下落方向に持っていかれるのかが決まってくるのかなと思います。

抜けたと思ったらかなり荒れる可能性もあるので、ドル円と同じようにリスク低めでトレードを検討するか、またチャンスの相場はやってくるので見送りでもいいと思います。

4時間足で動きを見たい

次に4時間足チャートです。

図で描いたように4時間足では逆ヘッドアンドショルダーを作ってきている可能性があります。

このまま0.99辺りの高値を越えると上昇方向へ動く可能性があるので、そのポイントは見ておきたいところです。

上昇となれば1.00中盤から後半くらいまでの上昇はあるのではと見ていますので基本買い目線ですが、直近安値の0.98前半を下回ってくると逆ヘッドアンドショルダーが崩れて下落相場継続になる可能性があります。

そうなれば0.97前半を目指しての下落相場になると見ていますので、売りでトレードを考えていきたいです。

FOMCですんなりトレンドが出るかもしれませんが、荒れる相場になるかもしれませんので注意しておきましょう。

今日の心しておきたいこと

負けているトレーダーは自分の都合でトレードを考える人が多いですが、そもそも相場は個人の力で動かすことができません。

相場を動かすつもりがないのはわかりますが、ここでエントリーしたらこうなっていくんじゃないかという都合のいい想定でトレードをしている人が多いので負けます。

勝っているトレーダーは当然ですが、相場の流れに沿います。

サラリーマンの方が夜しか見れないから1、2時間くらいの間にスキャルで完結させたいということで、トレードをする方もいますが、スキャルが向いていない方がそのスタンスでやっても勝てないですし、その間で無理やりトレードをしようとするので余計勝てません。

まずは自分の勝てる形を作って、それが相場に現れたらトレードをする。

見えないときは見送る。

チャンスが減っても勝てるところで勝負していきましょう。

まとめ

ドル円は上昇方向で考えていますが、FOMC次第です。

重要ポイント
  1. 111円中盤から112円が強いレジスタンスで、そこを越えて上昇となるか、それとも抑えられて下落となるか

ドルフラン、目先上昇で見ていますがFOMCは注意です。

重要ポイント
  1. 4時間足逆ヘッドアンドショルダーを上に越えるか、それとも0.98前半を下に抜けて下落となるか

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