サポート・レジスタンスは相場がどこで止まる可能性があるのか、
損切りをどこに置くべきかを見るために必要なテクニカル分析です。
トレンドの判断と同じようにサポート・レジスタンスの判断はかなり重要ですので、
数をこなすことも重要ですがポイントを抑えて数をこなすことが出来るように、
サポート・レジスタンスの重要ポイントを抑えておきましょう。
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目次
実践で使えるサポート・レジスタンスの引き方と使い方
【FX】水平線付近でのトレーダー心理と相場の本質
サポート・レジスタンスの引き方と使い方
サポートラインとは
サポートライン=支持線のことです。
価格が下がっている時に、
一定のところで下がらずに相場が止まればそこにはサポートラインがあるということです。
多くの資金がそこに投入されて買いの圧力が強くなっているので相場が止まるということです。
レジスタンスラインとは
レジスタンスライン=抵抗線のことです。
価格が上がっている時に、
一定のところで上がらずに相場が止まればそこにはレジスタンスラインがあるということです。
多くの資金がそこに投入されて売りの圧力が強くなっているので相場が止まるということです。
サポート・レジスタンスが機能する理由とは
サポート・レジスタンスは略称でサポレジやレジサポと言われていて、
相場が止まる可能性があるところが分かるラインです。
なぜ相場がそこで止まるかというと、
商社があらかじめ先物取引やオプション取引で取引する価格を決めているからです。
ボラティリティが大きくて価格が常に大きく変動していると
海外との取引時に想定した損益よりも大きくずれることがあります。
これが大手商社となれば少しの価格の違いで損益が大きくぶれます。
それがないように、あらかじめ取引する価格を決めているということなんですが、
そのために決まった価格帯では相場が止まりやすいということです。
それを利用して銀行のトレーダーやファンドトレーダーなども取引をするため、
相場はサポート・レジスタンスのゾーンに来ると止まるわけです。
そのため、サポート・レジスタンスは効いてくるということです。
サポート・レジスタンスの引き方
サポート・レジスタンスの引き方は色々とありますが、
まずは明らかに相場が止まっている高値または安値を起点に引きましょう。
明らかにというのは、
・遠くから見て分かりやすいところ、
・相場がその高値安値を起点にトレンド転換しているところ
を言います。
例えば以下画像ですが、黄色丸の安値を起点に水平線を引いたものです。
黄色丸のところでサポートとして機能していた
その延長線上の赤丸のところがレジスタンスとして機能しています。
常に効いてくるというわけではありませんが、
過去相場が止まっていたところは未来も止まりやすいということです。
実際に引いてみるとわかりやすいと思います。
ただぴったり止まるということはなく、
多少のずれはありますので大体そのあたりという感覚部分も必要になります。
これは数をこなして慣れていくしかありません。
サポート・レジスタンスでよくある間違った引き方
上で書いたことと共通しますが、大体という感覚部分が結構重要です。
なぜかというと、
ぴったり止まったところ全てに水平線を引いていくと
とんでもない数のサポート・レジスタンスが表れます。
例えばこんな感じです。
サポート・レジスタンスからサポート・レジスタンスまでの間は
トレンドが出やすいのでトレードできますが、
これだけ水平線が引けてしまうとトレードをする隙間がありません。
こういう失敗を最初はしがちですが、
サポート・レジスタンスも絶対に当たるものではないので、
大体そのあたりに引けていれば大丈夫です。
今の相場に効きやすいサポート・レジスタンスと効きづらいサポート・レジスタンスがあるので、
その辺も経験して区別できるようになると正しくサポート・レジスタンスが見えてきます。
サポート・レジスタンスで抑えておきたいポイント
強いサポート・レジスタンスと弱いサポート・レジスタンス
今の相場に効きやすい、効きづらいサポート・レジスタンスがある
という部分について書いていきます。
これが分かっていると相場が反転するリスクを考えられるので決済を考えることが出来ますし、
トレンド反転からのエントリーを考える起点にもなります。
強いサポート・レジスタンスとは
トレードをする際にどの時間足かのトレンドを見て判断していると思います。
例えば日足のトレンドがアップトレンドだから
1時間足でトレードを考えようという流れになって買いでエントリーしたとします。
経験ある方はより分かりやすいと思いますが、
極端な例を出すと日足のトレンドに乗っている時に1分足のサポート・レジスタンスは見ません。
なぜなら機能しないからです。
日足のトレンドを1分足のサポート・レジスタンスが止める力がないということです。
ということは強いサポート・レジスタンスとは、
トレンド判断しているよりも大きい時間足のサポート・レジスタンス
ということです。
例えば日足でトレンド判断をしているなら、
週足、月足のサポート・レジスタンスは強いサポート・レジスタンスと言えます。
またトレンドを見ている時間足を含めて、それ以上の時間足で何度も止められているサポート・レジスタンスも強いサポート・レジスタンスになりやすいので、
その2点を強いサポート・レジスタンスになりやすいポイントとして抑えておきましょう。
- トレンドを見ているより大きい時間足のサポート・レジスタンス
- トレンドを見ている時間足を含めてそれ以上の何度も効いているサポート・レジスタンス
弱いサポート・レジスタンスとは
弱いサポート・レジスタンスは強いサポート・レジスタンスとは反対に
小さい時間足のサポート・レジスタンスということになりますが、
小さすぎるとそもそもサポート・レジスタンスとして機能しません。
そのため見ておきたいのは同じ時間足のサポート・レジスタンスです。
同じ時間足のサポート・レジスタンスはいったん相場が止まる可能性はありますが、
そのあとまたトレンドが続いていく可能性があります。
ですので、トレンドが続いていきやすい状況の1つとして見て、
短期的に相場が止まったり反転するような動きをしても慌てず見ていきたいです。
- 同じ時間足のサポート・レジスタンスはトレンド継続の可能性がある
- 反転しても慌てないこと
実践でのサポート・レジスタンスの使い方
これらを踏まえて
サポート・レジスタンスを使ってどのようにトレードをしていくかを考察します。
反転からのトレードの場合
1、まずは強いサポート・レジスタンスに当たれば反転する可能性があると見ます。
2、反転してきた可能性がありトレードできる形状が出たらエントリー待ち。
3、エントリー条件を満たしたらトレード開始。
以下は画像は実際に反転確認からトレードをしたところですが、
1の赤丸の高値が効いていて
この先もこの辺りがレジスタンスとして機能する可能性があると見ていました。
その後2の流れで黄色丸のところで止められる可能性があり、
トレードできる形が出たらエントリーという状況です。
ここから時間足を落として形を確認していくのですが、
3の上の画像の黄色丸のところが下の画像の黄色丸のところで、そこから少し下がって水色の丸のレンジが出来たので、そのレンジブレイクでエントリーとしました。
一つの例ではありますが、
このような流れで反転のサポート・レジスタンスを使ってトレードをしていきます。
トレンド継続のトレードの場合
1、まずは弱いサポート・レジスタンスに当たればいったん止まっても継続する可能性があると見ます。
2、前のレンジの高値安値がありトレードできる形状が出たらエントリー待ち。
3、エントリー条件を満たしたらトレード開始。
文章だけではわかりづらいので、画像を付きで見ていきましょう。
まずは1の感じで、過去黄色丸がサポート・レジスタンスとして効いていたので
いったんそのあたりで止まる可能性があると見ます。
次に2の前のレンジの水色丸で囲った安値が緑丸のように効いてきて
トレードできる形が出たらエントリー待ちです。
最後に自分なりの3の条件を満たしてトレードをしました。
こちらもトレンド継続の一つの例ですが、
サポート・レジスタンスの使い方としてはこのように使います。
まとめ
トレードというのは基本的に後出しじゃんけんです。
サポート・レジスタンスに当たって決済はよくありますが、
エントリーとして使うときは十分に状態が整うまで待つので、
サポート・レジスタンスに当たってエントリーという使い方はしません。
エントリー時はそれだけ待つので、
大体そのあたりにサポート・レジスタンスがあるという認識でも十分使えますし、
その方がトレードで勝てます。
反対にサポート・レジスタンスに当たってエントリーをする方もいますが、
ぴったり止まるということがないですし、前の高値をちょっと更新してから下落などという動きをすることも多いので、そういう使い方をすると勝てません。
あとはあまり言われないですが、サポート・レジスタンスの強弱の認識が出来ていると
より相場の動向をつかむ精度が上がるので、まずは頭で理解するところから始めましょう。
理解したと思ったらあとは実践あるのみです。
- エントリー時のサポート・レジスタンスの認識は大体の位置でOK
- サポート・レジスタンスの強弱の認識を理解しておくこと
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