【FXニュース】ドル円の今後の想定について｜アップル下方修正から始まるチャイナショックの可能性もある

2019年1月3日アップルの業績下方修正による大きな円高の動きがありました。

これについての解説とドル円の下落がこれで終わって上昇に向かうのか？
それとも更なる下落が発生してしまうのか？

今後のドル円がどうなっていきそうかを書いていきます。

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【動画】今後のドル円の想定について｜アップル下方修正から始まるチャイナショックの可能性もある

ドル円の今後の想定について

一瞬で400pipsの下落の原因とは

正月中の2019年1月3日に大きな下落がありました。

画像は5分足チャートですが、
ドル円は10分ほどで108円中盤から104円中盤までの一気に400pipsも下落しています。

2009年以降ではこれほどの下げ幅は今回が初めてで、何が原因として下げたのかが話題になっていますが、
この下落の原因はアップルの業績下方修正の発表によるものです。

この発表はかなり大幅な下方修正で、
11月の決算発表時には890億～930億ドルになる見通しと発表していたのが、840億ドルに下方修正されました。

これによるものと、正月で取引が薄い時期であったことも要因として考えられます。

直接的な原因は以上のアップル業績下方修正によるものでしたが、

なぜアップルの業績が落ち込んだかというと、
中国の経済悪化によるものです。

2018年後半から米中貿易問題などにも関連して、中国の景気が悪化していることからスマートフォンの売れ行きが悪くなっていることが原因とされています。

米中貿易問題がどのように展開されていくのか

明日から米中貿易問題について話し合いの場が持たれると言われていますが、
一時はそれが肯定的に捉えられてリスクオンの動きが見られましたが、
個人的にはリスク回避の動きが強くなるのではと想定しています。

中国としては米中貿易問題による景気の悪化が見られることから、
<関税引き上げに対して容認できない態度を取ってきてアメリカとの対話がこじれています。

今回のリスク回避の動きを受けて更に中国の景気が悪化する可能性もあることから、
関税引き上げを受け入れるとは考え難く、かと言ってトランプ大統領が関税引き上げを取り止めるというのも考えづらいです。

そうなると、一段とリスク回避の動きが発生する可能性があり、
ドル円はもちろん、日経平均やダウなども巻き込んで世界的な暴落相場がやってくる可能性があります。

もし米中貿易問題が上手くまとまる話となればリスクオンの動きもみられるかもしれませんが、
今の段階では想定しづらいのかなと考えています。

ドル円のチャートテクニカル的な判断では

ドル円月足チャート

画像は月足チャートです。

僕自身はテクニカルトレーダーなので、ファンダメンタルよりはこちらが本領発揮の方になりますが、
以前からポイントと見ていたのが108円台を維持できるかどうかです。

114円辺りの段階から見ていましたが、
下落した場合に108円辺りで下落が止まれば今後125円を目指すような上昇の可能性はあると見ていました。

ただ、今回の下落で最大104円台中盤までの価格を付けています。

大きい時間足ではヒゲを付けているので、
強く戻して108円より上で推移するようなら上昇の可能性も考えられますが、
やはり、ヒゲと言えど104円台まで下げたのは円高に向かう可能性が出ているのではと見ています。

なので、今後100円辺りを目指すような下落があってもおかしくないと考えておきたいです。

ドル円日足チャート

画像は日足チャートです。

かなりのボラティリティが発生しているので、今の段階ではトレードする場面ではありません。

凄腕でしたら時間足を落として狙っていけるかもしれませんが、
自分のルールではトレードできる状況ではないので、ドル円は見送りですね。

急落したので、相場が落ち着く場面が出てきますから、
そのあとの動きを見てトレードする方向を定めていきたいです。

今のところ円高メインで見ていますが、状況によってはまた見方が変わるので柔軟に考えておきたいです。

まとめ

今回の下落によってテクニカル的に節目を下に抜けた可能性があることと、
ファンダメンタル的にもリスク回避の可能性を示唆する材料が出ているので、

世界的な経済の落ち込みを見せる年になるかもしれません。

逆に言えばそうなるとボラティリティが大きくなるので、
トレーダーにとってはチャンスですし、
投資家にとっても落ち込んだときは普通に買いのチャンスとなるので、

目先はともかくとして、
今年1年は注目したい年になるかもしれません。

また今後も情報発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。