損切りについて|これが出来ない人は必ず負ける損切りの大事な4つのポイント

損切りというのは持っているポジションの損失を確定させることを言います。

僕もそうでしたが、初心者の方などは特に損切りが出来ずにそのまま大きな損を抱えて資金を無くしてしまうということがあります。

損切りは資金を守るために必要なことですが、なぜ損切りをするのか?損切りがなぜ出来ないのか?など、損切りの色々について記載していきます。

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目次

損切りは何故するのか

1、損切りの目的とは

損切りはストップロスやロスカットなどともいいます。

損切りをする目的というのは損失を限定させることで、それ以上大きな損失にならないようにすることです。

相場が必ず思った方向に行くことはないので、そうなったときにそのままポジションを持っていたらFXの場合はレバレッジがかかるので、大きな損失になる可能性があります。

場合によっては損切りせずにポジションをそのまま持っておくと資金が無くなる可能性があるので、そうならないために損切りをする必要があります。

ささっち
損切り出来ないと資金が無くなるかもしれない・・・損切りは必要だと覚えておこう!

2、損切りが出来ない理由

FXの場合は資金が無くなる可能性があるので、損切りは必ず設定しないといけないというのは上記のとおりです。

それは頭では分かっているはずなんですが、なぜ損切りが出来ないのでしょうか?

・・・人間は本能的に自分の身を守るために損失や痛みなどの負を嫌う生き物です。

例えばあなたが1万円もらったとします、そのあと1万円を無くしたとします。

どちらが印象に残るかというと、1万円をもらった時よりも1万円を無くしたほうが残念で印象に強く残るはずです。

そのように人間は嬉しさや喜びより、悲しさなどの負の体験の方が強く心に残ります。

そういうところから損失というのは確定されなければ損失にならず、含み損という状態なので、損切りをしなければいつか利益になるだろうという思いが働きます。

「それで過去上手くいったし今回も相場が思った方向に戻っていくだろう」

「最悪でもエントリーしたレートまで戻ってきたら決済しよう」

僕も経験ありますが、きっとそんな感じでしょう。

そうすると損切りするのが勿体ないとなるので、損切りをしないほうが良いという判断になってしまいます。

ささっち
同じ度合いでも嫌なことの方が記憶に残る、それを理性で制御することが大事ですな。

3、損切りを入れなければどうなるか?

損切りを入れなければいつか必ず資金を飛ばします。

外貨預金のようにレバレッジが一切かからない状態なら損切りは必要ないですが、FXでレバレッジをかけて損切りを設定しないと、どこかでほぼ必ず資金が無くなります。

僕が以前勤めていたFX会社でも
「円高になることはない、円安にしか相場はいかないからドル円はずっと買っておけばいいんだ!」

ということを言っている人がいて、その数か月後に資金を飛ばしていました。

相場が絶対こうなる!という思い込みが強すぎて損切りを入れる必要がないとなってしまっていたんですね。

そのうえレバレッジも結構かけていたので、数か月後に5円くらい円高に動いただけでおそらく10億近い資金がほぼ無くなっていました。

その人も損切りを入れてせっかく持ったポジションが損失になるよりは、どうせ上がるならそのまま損切りを設定せずに持っておいた方がいいということから損切りを入れてなかったんだと思います。

僕も昔はそんな経験をしたことがありますが、持っているポジションが大きな損失になっている状態では仕事も手につかないですし、夜も気になってあまり眠れない友達に遊びに誘われても出ていけないみたいなことになります。

そんな状態でトレードを考えても、まともに判断できる状態ではなく、資金を取り返そうとすることしか考えてないので余計に無駄なトレードが増えて更に資金を減らすスピードが上がるだけでした。

こんな経験をしたことがある方も多いと思いますが、トレードはメンタルが崩れるとルールを守れなくなるので、たとえ目先の資金を減らすことになっても損切りを入れておくと少額のロスカットで終わらせられます。

それが出来れば勝てるルールさえあれば復活することは難しくありません。

ささっち
勝つことより負けを少なくすることがまず大事ということ!覚えておこう。

4、損切りは資金とメンタルを守るためのもの

ここまで書いたように、損切りはただ資金を減らすのを守るためだけでなく、大きな損切りを防ぐことでメンタルが崩れるのを守るためのものでもあります。

大きな損失はメンタル崩壊にもつながり、その資金を取り戻そうとルールにないトレードを繰り返して更に資金を減らすというループに入っていきます。

ただどれだけ損切りの重要性を説いてもわからない人はわからないので、正直それは経験してもらった方がいいと思っています。

資金が無くなっても絶望しなければ死ぬわけではないですし、それを経験して勝てるトレーダーは勝てるようになっています。

僕もあまり言えるような話ではないですが、何度も資金を飛ばしました。

何度も資金を飛ばして初めて重要性が身に染みてわかったので、わからない人は本気でトレードをして資金を無くすのを何度も経験したら分かると思います。

ささっち
損切りが上手になるには損切りを何度も経験して痛い思いから学ぶしかない。慣れだな!でもなるべく資金が飛ばないようにしよう。

損切りは勝ちトレーダーの第一歩


トレードで勝っている人は誰よりも失敗を経験しています。

何度も損切りという失敗を経験して、それを積み重ねることでトレードで勝てるようになっていきます。

失敗するのは普通ですし、当たり前です。

みんないきなり自転車に乗れません。

バランス感覚がわからないので転倒するし、そうやって失敗することで正しい感覚が備わっていくので徐々にできるようになっていきます。

いきなりこれが出来たら天才ですが、そんな人はまずいません。

なので失敗していいんです。

それを踏まえてどうしていくかというのが一番大事なので、才能ではないということですね。

損切りのポイントと考え方

ここまで損切りの考え方について触れてきましたが、具体的にどういうところで損切りを設定するのでしょうか?

基本的には買いでポジションを持った場合は重要な安値、売りでポジションを持った場合は重要な高値に設定するのがほとんどです。

なぜ重要な安値、または重要な高値に設定するかというと、ローソク足は色んなトレーダーの資金の動きが集合したものです。

例えば高値が出来るということは買われて相場が上がったけどそれ以上伸びることが出来ずに売り込まれたところということになります。

そのポイントでは買いよりも売りが強く働いたということですが、個人トレーダーがそれをしたわけではなく、相場を動かす力のある企業や銀行、機関投資家、場合によっては政府などの力が働いて、何らかの理由によりそれより相場が上がったら困るところということになります。

なので、簡単に越えることが出来ないところなので、売りポジションを持った場合はその高値より上に損切りを設定すると損切りされにくいということですね。

買いポジションをもって重要な安値の下に損切りを設定するというのも同じ意味です。

トレードルールを構築するときの損切りを設定するポイントとしては、ここを割ったらトレンドが変わるかもしれない、というところに損切りを置くのが大事ですね。

まとめ


損切りは自分の資金を守る生命線です。

それがトレードの結果にも大きくつながるので、一見損切りを入れないほうが利益に繋がりやすいように思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

損切りを入れなければ負ける確率が1%かもしれません。

多くの資金を積み上げていけるかもしれませんが、その1%で資金がすべてなくなって終わります。

トレードが出来ない状況になったらそこですべて終わるので、その可能性を自己都合で1%でも残してはいけません。

そのために損切りは必須なんですね。

資金管理と共にトレードで勝つためには損切りは必須なので必ず設定するようにしましょう。

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