FXでは負ける人が多いと言われており、実に9割上の人が負けているというような話もあります。
1年間だけを切り取ると、勝っているトレーダーの割合というのは結構多くて、2015年は約5割のトレーダーが勝ち越しているという、あるFX会社のデータもあります。
しかし、年数を重ねていくと段々その割合が減っていき、9割の人が負けているそうです。
特に初心者の方が勝つのは難しく、どうして勝てないのか?
そしてどうすれば勝てないトレードから脱出できるのか?
そこに焦点を当てた話を書いていきます。
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目次
【動画】99%の人間が投資に失敗する理由と対処法
99%の人が投資・トレードで失敗する理由とは
FX初心者が勝つのは厳しい世界
何事においても言えることではありますが、
初心者でいきなり物事を上手くこなすというのは稀です。
例えば自転車にいきなり乗れるか?
というと、まあ乗れないですし、
産まれてすぐに日本語が喋れるわけでもありません。
なので、出来ない・・・
ということに関しては普通で、逆にいきなり出来る人が異常といえます。
トレードで言うと、いきなり継続して勝てるトレーダーになれるかというと、
まあ無理ということです。
なので今負けている初心者のFXトレーダーさんがいたとしても、普通なので安心してください。
実はFX初心者に共通の負け方がある
FX会社に勤務していたこともあり、2005年当時になりますが、その時はインターネット注文がこれから加速していきそう・・・という時代でした。
FX会社にいたころの裏話はこちら
割と投資というものに興味を持ち出す人が増えてきていて、
営業員として在籍していましたが、多くの人がFXに興味を持って参入していました。
そしてFX会社にいたので、
・どういう人がどういう注文をしているのか?
・利益は出ているのか?
というのを知ることが出来ました。
それを見た時にほとんどの人が勝っていないという事実を知ったんですね。
僕自身もトレードをして最初はもちろん負けていたんですが、その人たちと同じように共通した負け方があることがわかりました。
それは、
コツコツ利益を確定させて、大きな損失を喰らう
という負け方をしていたということです。
プロスペクト理論で証明された人は負ける現実
ダニエル・カーネマンが2002年にノーベル経済学賞を受賞した理論で、
プロスペクトとは日本語で「期待、予想、見通し」という意味を表す言葉です。
そしてプロスペクト理論とは、
「人間は利益を得られる場面では確実な利益獲得を優先し、損失をこうむる場面では損失を回避する傾向がある」
というもので、投資に当てはめてよく使われる理論です。
以下の選択肢1,2があった時に、
・選択肢1ではAとBのどちらを選ぶか?
・選択肢2ではCとDのどちらを選ぶか?
を直感的に決めてみてください。
「選択肢1」
A:80%の確率で20万円もらえる
B:100%の確率で15万円もらえる
「選択肢2」
C:80%の確率で20万円失う
D:100%の確率で15万円失う
ここで大体の人がBとCを選択します。
しかし、これは実は間違いで、
回数をこなしていった場合に、Aであれば80%の確率で20万円もらえるので、
80%×20万円=16万円
となり、16万円の期待値があると考えることが出来ます。
しかし、Bは必ず15万円の利益なので、実はAの方が利益が大きいとなります。
C,Dも同じで、Cは16万円失いますが、Dであれば15万円で済みます。
損が大きく、利益が小さいトレードをしてしまうのが人間
FX初心者の方は、上でも書いてきたとおり、人間の本能に従ったトレードをするので、
損が大きく、利益が小さいトレードをしてしまいます。
じゃあ、それをしなければいいんでしょ!
と思うかもしれませんが、その程度の意思決定で覆るほど本能の力は甘いものではありません。
例えば、
明日からダイエットしてやる!
と思ってすんなり上手くいくのかというと、厳しいものがあります。
トレードだと、上がると思っていざドル円を買ったとします。
で、利益が出た時にその利益が目減りするのが嫌で利益を確定させるという行動をします。
そのうちに損失を抱える場面が出てきます。
損失を抱えた時に、その損失を確定させるとマイナス計上されるので、
「また損がなくなるところまでドル円が戻ってくるだろう」
と考えて、放置します。
運よく戻ってくることもありますが、いずれそれが戻ってこないタイミングが出てきて、
これまでの利益を含むすべての資金を失うような、大きな損失を抱えることになってしまいます。
これがFX初心者に共通した、とても多い負け方であり、
また人として普通であることの証明でもあるので、僕も当然のことながら今勝っているトレーダーもこういう道は通ってきていると言えます。
この負け方を回避するためには
正直なところ一度は経験してしまうものなので、完全に回避するのは難しいと思っています。
ですが、何度も資金を失う人も多いので、
そうならないためにはどうすればいいかというと、
「損を小さく、利益が大きいトレードをする」
これに限ります。
「損小利大」
とよく言われますが、そういうトレードをすることです。
例えばFX初心者の方向けになるべくわかりやすく解説すると、
ドル円を買って
・2円上がったら決済する
・1円下がったら決済する
こんな感じのルールでもひとまずOKです。
どのタイミングで買うかというと、
・明日の天気が9時の時点で晴れてたら買う
とか、
・サイコロ振って奇数なら買う
とか・・・
そんな運任せな感じでも最初は構いません。
人間の本能である、
コツコツ利益のドカン損失を避けて、損小利大を体感するにはそんな感じでも大丈夫です。
ちゃんと勝てるようになりたいという方は
イメージしているような勝てるトレーダーというのは、おそらく安定的に資金を増やすトレーダーのことだと思います。
そうなろうとするなら、上で書いたような運任せなものではなく、
チャートをしっかり理解して、
なるべく確率の高い、期待値の高いところで「損小利大のトレード」をする必要があります。
またブログ内で紹介している手法があるので、興味ある方は見られてみてください。
まとめ
勝っているトレーダーと負けているトレーダーは発想が逆
ということもよく言われますが、
それに近い部分はあるということですね。
ただ安易に、
反対のことをすればいいのか!
というわけでもないので、ちゃんと負け方となぜそれだと負けてしまうのか、
を理解して対処するのが大切です。
欠点を潰すことでトレードは勝てるようになっていくので、
まずFX初心者の方は損小利大のトレードをすることを心がけてみましょう。
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